マクドナルドとワンピコラボが見送り…“金儲け”が軸の『転売セット』が陥る“最悪の事態”


ワンピースカードとのコラボが

直前で見送り

マクドナルドは、8月29日開始予定だった

「ワンピースカードゲーム」との

ハッピーセットコラボを見送ると

発表しました。

公式サイトでは「ハッピーセット関連

施策見直しの一環」と説明され、代替として

過去のキャンペーンで配布された

おもちゃが提供されます。

ワンピースカードゲームは2022年発売以来、

原作ファンやカードゲーム愛好者から

高い人気を誇ります。

3周年を迎える今年も注目され、

今回のコラボも大きな期待が

寄せられていましたが、直前で見送りと

なったことに驚きの声が広がっています。


背景にあるポケモンカード騒動

今回の見送りの背景には、

8月初旬に実施された

ポケモンカード付きハッピーセット」での

混乱があります。

ポケモンカードを目当てに大人が

大量購入する事態が続出し、店舗や周辺の

混雑、購入した食事の放置・廃棄が

発生しました。

SNSやニュースでは

ハッピーセットがゴミになっている」

「子どもが手に入れられない」といった

批判が相次ぎ、社会問題化しました。

マクドナルドは「問題を容認しない」と

声明を出し、再発防止策の検討に着手。

ワンピースコラボ見送りは、

この方針の一環と考えられます。


金儲けが軸になった転売セットの

実態

キャラクターカードや限定グッズは

転売目的で狙われるケースが増えています。

フリマサイトでは、キャンペーン開始

直後から大量の商品が出品され、

数万円から数十万円で取引されることも

珍しくありません。

こうした“転売セット”は、子どもたちの

楽しみを奪い、食品廃棄問題を引き起こし、

企業のブランドイメージにも悪影響を

与える深刻な問題です。

ハッピーセットは子ども向け施策で

あるべきですが、大人の金儲けが軸になった

結果、今回の見送りに至ったと言えます。


ネット上で広がる批判と提案

ネット上では、今回の決断を支持する声や

建設的な意見が多数見られます。

「子どもが笑顔になれる施策に戻すべき」

ハッピーセットトミカドラえもん

ように子ども向けで十分」といった声が

多くあります。

海外のファンコミュニティやSNSでは、

具体的な対策案も議論されています。

例えば、アプリで本人確認、1日1人1セット

までの購入制限、食事と景品の分離販売に

よる食品廃棄防止などです。

これらを導入すれば、混乱を避けながら

キャンペーン再開が可能です。


今後の展望とリスク

ワンピースカードゲームは大人のファンも

多く、転売の対象になりやすいことは

明らかです。

再度コラボを行う場合は、徹底した

転売防止策が必須となります。

一方で、中途半端な対応が続けば、

最悪の場合ハッピーセット自体が

廃止される可能性もあります。

企業にとっても子どもにとっても

大きな損失です。

再開のタイミングと方法をどう選ぶかが

今後の課題となります。


まとめ

マクドナルドとワンピコラボ見送りの

背景には、転売や食料廃棄など社会的問題が

深く関わっています。

ハッピーセットは子どもたちの笑顔のために

存在すべき施策ですが、大人の金儲けが

軸となった現状は本来の目的から

逸脱しています。

企業は再発防止策を強化し、消費者も自らの

行動が子どもや社会に与える影響を考える

必要があります。

子どもたちが安心して楽しめる

ハッピーセットを実現するためには、

企業と社会が協力して問題解決に

取り組むことが求められています。